閑話休題❆雪化粧された今日この頃に…
2021年02月18日
立春とは名ばかりに寒い日が続いています。
今朝の通勤通学は大丈夫でしたでしょうか?
本日は未明の地震で目が覚めてから寝付けず、そして、朝カーテンを開けると昨夜から降り始めた雪が思いのほか積もっていました。
今日みたいに冷え込んだ朝は、凍った路面や水たまりの氷などにはしゃぐ通学中の学童の姿がどこか懐かしく感じられます。ただ、当時と大きく異なると思う光景は誰もがマスク姿であることです。
小生の学生時代は、マスクを着用していると「何でマスクしているの?どこか具合悪いの?」等々と周囲に尋ねられた記憶があります。どちらかと言えば、マスク=風邪を引いたときなどにする、といったような印象が濃かったかのように思われます。
しかし、昨今ではどうでしょうか??
マスク着用は感染症予防であると同時に対外マナーとして当たり前のこととなりました。
テレビ等を観ていても、マスク無しで出演者同士が近距離で会話したりしている映像が遠い過去のように感じ取れます。こんな頃があったんだなぁ…という印象を抱いているのはきっと皆様も同じではないでしょうか?
そんなことを色々ともの思いにふけりながら除雪作業をしている間も上空からは止みそうにない雪が・・・
さて、今季は何度目の雪化粧でしょうか?
寒空を見上げると…舞い降りる雪は儚くもあり美しくもありますが、地面を見下ろすと…雪かきが待っていたり路面凍結してスリップ転倒の危険もあったりして少々厄介なものに感じられるときもあります。ましてや公共交通機関がストップしてしまった日にはたまったもんじゃないですよね。
ところで、そんな冬の象徴とも言える雪ですが、
その言葉の由来やエピソードについて少し触れてみたいと思います…。
『雪』という字をジックリ眺めた事はございますでしょうか?
一般的に小学校2年生で習う漢字でして、読んで字のごとく、「雨」かんむりに「ヨ」と書きます。それでは、この「ヨ」は一体何でしょう?
既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらは「彗」という字を簡単にしたものであり、「ほうき」の意味を持っています。彗星という天体にも使われている字ですので、一度は目にされた事があるかと思われます。
つまり、昔の人々にとって『雪』は、「ほうきで掃ける雨」と捉えられていたことに由来するというエピソード。他には、雪が積もり辺り一面が真っ白になった光景をみた昔の人々が、「神様が世の中を掃除し、掃き清めた」と捉えて「彗」という字を当てたことに由来するというエピソード。ひょっとしたら、まだまだ他にも色んな雪にまつわるエピソードがあるのかもしれませんね。
いずれにしても、雪は世の中の汚れたものや醜いものを全て白く染めて清らかにするものという考え方を奏でているのでしょうか?
もし、そうだとしたら、例年と比べて今季は降雪量が多いのは、この未曾有の事態に疲労困憊したご時世と何か因果関係があるのでしょうか。。。
小生自身、以前はただ単純に、寒い・冷たい・滑って転ぶ・自転車こげなくなる・電車やバスのダイヤが乱れたりする…云々と、雪=厄介なものという印象しかありませんでした。しかし、先ほど触れたようなエピソードを知ってからはこれまでと違った感性と見方ができるようになりました。もし、嫌なことがあったときや気鬱なときに雪が舞い降りてきたら、それは下向き加減な気持ちを神様が清めてくれているのではないか?、と。
これまで何不自由なくできた事さえも制限されたり慎重に行わなければならない日常で、前向き思考!とか、明るく元気に!とか言われても現実問題として困難かと思われます。ただ、例えほんの少しでも一呼吸して心を落ち着かせれば、暗くなっていた視界に再び明かりが灯り新しい発想が閃いたり、つい見落としていたヒントに気付いたりすることもあるのではないでしょうか。
長い冬も終わりに近づいています。
引続き油断することなく、春の訪れを待ちわびながら元気に過ごしましょう!!